hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2014・3月第7−8−9小節目

福島諭さんより《変容の対象》2014・3月第7−8小節目を受け取る。


コール・アンド・レスポンスの応酬。ここ数日はそうだ。


そうして想起するのはjazzという音楽のことだったりする。津上さん(研太先生ね)のレクチャーのなかでは度々、コール・アンド・レスポンスという言葉が出た。それと「記憶」という言葉。今自分が演奏したものを常に記憶していなければならない。相手の提示した音も常に記憶する。インタープレイの一瞬、一瞬のなかでその「記憶」がどう機能し、音楽がうまれてゆくか、、、といったものから様々なことを。そう言えば津上さんは携帯電話でもPCでの連絡をとるときでもとてもレスポンスが早い。福島さんもそうだ。僕も早い。そうしなければ嫌な気質なのだ。そうして、そういう人でないと僕はうまく関係性がもてない。これは明確にそうだ。《変容の対象》の場合は勿論jazzのような演奏でのコール・アンド・レスポンスではなく、譜面上の音符の情報でのコール・アンド・レスポンスということなのだけれど、こういうことは稀に起こる。もう6年目なので、レアな現象ではあるのだけれど、経験則と言っても良い範疇で「起こる現象」のことをアナライズできても良いのにな、、、とも思うけれど、これはそう簡単なことではない。こうした「現象」が起こる構造、システムが走っている作曲法であることは確かなんだけれど、それを他者が理解というか、認識できるというような、そういうものでもないので、福島さんと僕のあいだでは概知の現象としてそれは起こるのだけれど、被分析性があるのかと考えると、哲学の概念の領域にも似て、、、とか思いながら、、、云々。


8−9小節目を送った。