hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2014・5月第3−4−5小節目

福島諭さんより《変容の対象》2014・5月第3−4小節目を受け取る。


朝。4−5小節目を書き送る。


最近福島さんは文章を読むのがひどく困難だと言っていた。(ネットなどに落ちている文章等も含む)。おそらく、ここ最近手がけている作品の譜面作成に伴うシステムの図式化及び解説文などの夥しい、、、それは文字通りの夥しさだ、、、情報の渦に埋没しているせいではないだろうか、、、と勝手に想像するのだが、そういう(他者の)文章を読むことを必要としない固有の時間を過ごすことが可能であるというのは一種の羨望の感を持つ。私などは到底そうはゆかない。

 どういうわけか、ここひと月は難解な文章、もしくは正統的な文体の硬質な作品は読むのがつらい。そういう変化はあるが、あいかわらずホリックである。喜々として読む。読むのが楽な安易な文体が心地よく、そいう本ばかり手に取る。

翻って音楽はどうか。今月の変容の私の組織然り、今書いている「elder」然り、難解この上ない。演奏するのも困難なものを書いている。記憶を排除する組織と、ある側面では言えるのかもしれない。