hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2015・6月第11-12−13小節目

シドニアっっああああああ!





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《変容の対象》2015・6月第11−12小節目を福島諭さんから受けとる。




ルシャス・ジャクソン / Fever In Fever Out


福島さんが書いていたからこれを聴いている。はじめて聞いた名前だ。福島さんが書いてなかったら一生知らないでいたであろう音楽。


マキシとかまとめて買ったというから洋楽の、リミックストラックとかなんだろうが自分にはそういう素養はまったくないので想像するのも限界は3秒でやってくる。


夜少し寝て、週末の飲み屋帰りのキャッキャ言う男と女たちの声で起きる。夢で変容の次の手を考えていて、起きて譜面が来ていたからそれを使って書いた。夢の続きのような心持ちだ。最近満を持してアンナ・カヴァンの「氷」を読んでいてスリップ・ストリーム、、、マジックリアリズムとも接触点はあるようだが、そこらあたりの境界は互いに干渉しあって違いも曖昧のように見える。だいたいは数冊併読する。ブルース・スターリング「スキズマトリクス」ウィリアム・ギブスン「クローム襲撃」(祝再発!前田さんとの岐阜の本屋で再発されているのを知った)バラード「狂風世界」これらは随分前に買ってあって倉庫から引っぱりだして来たのだが結局ギブスンの短編は集中して読めるが他はすぐに読むのを中断してしまう。SFづけだからそういう文体、設定に疲れているのかもわからないので、カヴァンからカフカを想起したからこれも昔買っていた角川文庫のシリーズもの「審判」「ある流刑地の話」「アメリカ」「城」新潮文庫の「変身」など持ってきて読み出した。「審判」こんなに面白く読めた記憶がなかったのだが超面白いのな。やったぜ。


バッハを吹き、モードを新たに記憶し、シドニアの騎士に熱狂し、明日届くパーカーとカットソーのことを楽しみにし、窓からすべり込む季節はずれの涼しい風に坊主頭(デンゼル・ワシントンの「イコライザー」の冒頭のシーンみたくバリカンで直刈り)をさらして変容の対象を確認する。


12−13小節目を確認し、送った。午前4時過ぎ。