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2018年《変容の対象》7月の6−7小節目を福島諭さんに送る。
福島さんから水菓子が届く。
これからいただこうと思う。
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コルトレーンの新しい録音が発見されて「lost album」としてimpluseから最近出た。
こういったjazzのニュースは普段全く入ってこない、、、ということは意識から完全に外れているということに他ならないが、、、ある人からそのアルバムを貸してもらったのだった。不意にそういうことがあるというのは嬉しいものだ。
録音はジョニーハートマンとのアルバムの前後らしくあの鉄壁のメンツの録音であり、未発表の作品が聴ける。t-1は特に良かったし、slow bluesのコルトレーンのブルースの和声進行上の当時の解釈が聴けるものとして特に興味深かった。アルバムとして散漫であるという知ったかの意見もネットでは多く散見されるがそれは的外れも甚だしくここに書くことすら躊躇われるほどの稚拙な着眼で絶望的ですらある。そう言った絶望的なそれらが今のjazzが置かれている様相を表しているようで、それらにいつからまとわりつかれているのか、いつから零落の道を歩みはじめたのか当のコルトレーンは知る由もない。
少しすれば美術館で福島さんなり、飛くんなり、前田さんなりと会うからまたそこでお薦めしたい。そんなアルバムだった。