hamaji junichi

composer saxophonist

福島さんとの作曲作品(ライブ用)の土台ともいえる、
12音列の原形と反行、それぞれの逆行形をまずはスコアに。
さて、どうしようか。
12音を4つごとのブロックとしてならべ、それらを指定の回数反復するセクションは既に頭にあったので、その焦点で音列を組織した。
その他のヴァリエーションは音列のヴァリエーションをスコア化して、少し考える必要がある。
毎日少しづつやろう。

現代的洗練をもっとも感じるアーティストの一人である福島諭さんの音のデザインのアプローチを頭の中で参照しながら、コンポジションの作業を。
これがこの曲の一番の指標となる。つまり、今の時点では自分だけの素材に過ぎないが、福島さんのサウンドデザイン、プロセッシング、ピアノ(ピアノの使用をお願いするかはまだ未定)などを想定(正確には不可能なものだが)し、コンポジションし、その作曲素材を福島さんとアンサンブルしてはじめて作品として成立するもの。

今のところ福島さんの了解を得ていない(つまり、自分で勝手にやっている段階だ)が、ある程度形になったら譜面を郵送し、可能であればライブでということになろう。
演奏者を選ぶ作曲作品。その演奏者がいて初めて成立するもの。


ライブでは、ことさら新しいものを用意しなくても今までやりとりさせていただいたアイディアの断片をお互いに再構築する方法もあるが、せっかくお会いできるのだから、、、などと考えて、先日の牧野琢磨さんとの作品でも相当おもしろい感触が得られたので、何も決めずにやるのは避けたいと勝手に思っています。