hamaji junichi

composer saxophonist

再告知です

しばらく更新出来ないので(たぶん)再告知です。



6月13日(土)高円寺「円盤」http://enban.web.fc2.com/

19:00-/Charge¥1500

「ふきもの」

出演:徳永将豪/濱地潤一(from和歌山)/遠藤里美/ロレッタセコハン

今、円盤が注目する様々なユニットで活動する管楽器奏者を集めた一夜。ニュートレドなどの近年の室内楽サウンドトラック的バンドなどで、的確で繊細なフレーズを吹く徳永将豪。オシレーターと連動したシステムや、電子音との室内楽など、先鋭的な手法で独自の音楽世界を探求する和歌山の濱地潤一。福岡から東京に居を移し、再編されたサックス&ドラムで異次元のジャズを奏でるロレッタセコハン。そして、近年真っ黒毛ぼっくす、片想いで活動し、早川義夫からもラブコールを受ける、うたごころ溢れる熱いサックスを聞かせる注目の女性リード奏者、遠藤里美が登場します。管楽器奏者、または管楽器募集のみなさん要注目です!!



私はライブ・エレクトロニクスの装置をソプラノサックスにリンケージさせてひとりで演奏します。サクソフォン・ピースで「contempt for soprano saxophone and live electronics」「composition,impression for soprano saxophone and live electoronics」の2曲を。

濱地潤一










7月には福島諭さんと新潟県立近代美術館で作品の発表があるが、その為の作品のなかのひとつとして「composition,impression」も加えたいと思う。ひとつには旋律がもつはっきりとした色彩の在り様がこの作品には見られることがその動機でもあるし、私の作品のほとんど全ては異なったヴァリエーションを持つことがこれは意識的にそうしているので、実はこの作品を作曲している時もソロ作品としての様相を想定しながらも同時に福島さんのコンピュタ処理を想定もしていたのだ。福島さんの作品「Amorphous Ring I」の音の組織は極めて現代的なアンサンブルを表出していたが、難解な抽象画(その根底には極めて整理された思想があった)がポップ・アートに塗り替えられた(前者のその整理された思想を根底に受け継いでいる明確な意識があった)ようなダイナミズムをあの時感じたのは感傷的な感慨ではありえないのは当事者なら確信できる。つまり音楽的な思想性と技法とがもつ強烈な強度は現代的でアッパーな手法を介してなをそこに旋律の美を構築するし、アンサンブルが表出する「世界」を提示する。それは様々な触手を伸ばし空間を埋め、感覚に触れ、もしかしたら映像をもたらしたりする。ボードレールが見た「永久」をも感じさせるものだった。と言えば、、、