hamaji junichi

composer saxophonist

サティのvexationを聴きながら何を思う。

今日福島さんに「変容の対象」8月の8小節目を送る。この小節で終わりにさせてもらった。
音の組織が確かな終わりを示唆する瞬間、、、がある。

不安定から安定に。それが急激な終止であっても、緩やかなものであっても。無音の存在によって音楽の姿は認識されると作曲家芥川は書いていたが、その音楽的世界の終わりの無音の入り口が音の終わりであるとするなら、、、

ところで、サティのヴェクサシオンには終わりが無いように見える。勿論作曲者であるサティの指示(演奏を終えるにはべらぼうな時間が必要だ)はあるが、その音の終わりが感じられない。循環というものも万物の理のひとつだとすると、不安定から安定へ向かう物理学も万物の理である、、、

ひどく抵抗感のない文章であるな、、、どうも、、、