hamaji junichi

composer saxophonist

mimesis

どうもひどく疲れているように感じる。そして自分はどうしようもなく汚れているということに気付かされた。中原中也の「よごれちまった悲しみに、、、」どころではない、、、とはたと思ったのだ。つまりそれほど高尚なものではなく、卑俗で救いがたい極めて私的な問題である。今更であるがそう思った以上それを受け入れて、そうして何を為すべきか考えることにしよう。それは私の「全体」では無いが、一部であったとしてもそれが全体を腐蝕させるに充分なもののような気がしたのだった。ほんとうに些細なことなのだが。

今はソニー・クラークのCOOL STRUTTIN'を聴いている。

夏の名残。

セルマーのソロイストというマウスピース。ヴィンテージでショート・シャンクとロング・シャンクがあり、ショート・シャンクの方はジャズの分野で圧倒的に人気がある。自分の持っているのはロング・シャンクの方で本当に綺麗な音がする。昔、アルトを吹いていた頃、その音が好きだった。いつしかテナーとソプラノにシフトして最近はもっぱらソプラノを吹くがどうもその記憶の名残というかそのアルトの音が最近頭で鳴る。それは何故なのかわかない。



mimesisという曲を書く。

響きがまるで擬態のようだと思い、その題名にした。小品。

F moll,D durの和声のつながりから組織した。


忘れていたことを思い出す。サティの完全4度と全音音階との組み合わせによる和声。(メモ)