hamaji junichi

composer saxophonist

新潟

変容の対象11月1−2小節目を福島諭さんに送る。

先日、新潟の「美少女図鑑」の特集がニュースで流れていた。フリーブックで、以前新潟で演奏した際、book of daysでいただいたものが1部自分の家にもあって、おお!となったのだった。とことん地元主義という言葉で紹介されていて素敵だな、、、と思った。配布が始まるとすぐに無くなるらしい。

地方の商圏や、生活圏が過剰に拡がるとその地方の経済は疲弊し、破綻する。例えば高速道路や交通網が都市と結ばれることは一見便利で素晴らしいものと見えるが、実は地方都市はある程度「閉じた」カタチが健全であるのは、地方で暮らす方なら少しは理解していただけるのではないだろうか。大型店が乱立するのを「開かれた」と取るか、「搾取」が始まったと取るかはその人次第だが、この国が拍手喝さいしたグローバリズムに冷ややかだった当時の知識人こそ整理された頭脳で未来を見ていたのは私が語るまでも無い。

15年以上前、ある一人の東京の官僚が地方の知識人がそう提言したのを「とるに足らない無知だと」一蹴したのを聞いたが、その傲慢さとなによりその誤謬に満ちた過誤と無能に腹立たしく、あきれたのを書きながら思い出した。

だから新潟のそのニュースが光を少し見せてくれているように見たのだった。