hamaji junichi

composer saxophonist

20100530 layered music op.1

improvised music from japan 2009 フェス 最終日

「layered music op.1 for soprano saxophone and guitar and live electronics」
牧野琢磨guitar + 鈴木學electronics + 濱地潤一soprano saxophone




4時過ぎに千駄ヶ谷loop lineに到着。もう既に牧野さん、鈴木さんがセティングをすませていて、あせる。今回はlayered music op.1のサックス・ギター・エレクトロニクスverの完全版を。第1楽章が出来てから3年目、最初は牧野さんとのduoで発表した。それから数度、東京で発表する折に2楽章、3楽章が加わり、それも牧野・鈴木・濱地で発表した。それが昨年。その後、思うところあって大幅に改訂。今回ぎりぎりに牧野さんに譜面を送り、その場でリハ、本番という流れになる。鈴木さんには前もって簡単な説明をしていたが、当日説明する旨をお伝えしてあった。第1楽章については変更はなしで、実際、この楽章がこの作品の思想上、機能上でも肝になるので、もっとも重要だがこれは3者が理解しているので安心していた。大幅な改訂は第2で、今回実際に演奏し良い感触を得られたと思う。

ソナタ形式で、主題・移行、展開部・再現部という構成になる。

本番の様子は聴いていただいた方々の胸のうちに。


鈴木氏、牧野氏


牧野琢磨氏とギター













翌日は新宿をぶらぶら。ユニオンのクラシック館に行き、バッハの譜面を買う。
新宿のタワーレコードに行き、金も無いのにペンデレツキとブーレーズとバッハを買う。その間3時間から4時間。いかに悩みまくったかがわかる。バッハはmario brunelloのcello suites試聴機で聴き、これは買わなければと。3枚組み。ということはテンポが遅いということだろう。これは良いはず。タワーのバイヤーのコメントの中にも「遅い、、、」と書かれていて最初意味がわからなかったが、多分テンポ設定のことだと判断。この作品、普通は2枚組みだから。試聴でも1曲途中まで聴いたがそうだったので。そして何よりチェロの音色が素晴らしく深かったのが購入の決定打になった。
ペンデレツキのは2000年、2003年の作品が収録されていたのでそれが決定打に。


羽田に着き、荷物を預ける折、ソプラノ・サックスのケースの寸法を計らせてくださいと言う。寸法によっては機内に持ち込めませんと。その上品な顔に、ちょっと文句を。サックス、しかもソプラノですよ。何をねむたいこと言うてんの。ちょっとしたバッグより小さいのは見てわかるだろ。だいたい楽器ってあんたらが思ってるほど安くはないの。それに機内に持ち込めない場合は免責のサインを書かせるだろ。私らに落ち度はございませんってか。ふざけるにもほどがあるでしょう。高い金とって、乗せてやってる感が漲っているのはいかがなものでしょう。不愉快極まりないですよ。飛行の安全の障害に楽器がなるのか?杓子定規で機内持ち込みの寸法を決め、決め細やかなサービスを捨てて何が商売だと。可能な限り、客のニーズに応えるのがあなたたちの責務でしょうが。楽器ゆうたら演奏者にとってどんな存在かもっと推し量れよ。ほんまに。うんざりだ。特に羽田。白浜空港でそんなこと言われたことない。羽田では100発100中なんやかんや言われる。乗せてやってるという意識があるから乗客個々の事情をイメージできない。何がサービス業だ。それに空港によって言うことがまちまちなのも腹が立つ。他ではOK,ここでは駄目かもしれません。マニュアルでやってるくせに徹底していない。それだったら個々の利用者のニーズに添えよ。マニュアルなんぞ低脳な輩の為にある。航空会社はエリートの集団なのでしょう?
おっと取り乱しました。
すいません。でも、こういったことが毎回あるので、飛行機を本当は利用したくないのだ。






白浜空港に着き、帰りに九十九さんに寄る。清々しい空間とそこに居る人々の心象がとても美しかった。