hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2010・12月1小節目

「変容の対象」2010・12月1小節目を福島諭さんから受け取る。http://www.mimiz.org/index.php?ID=513昨年の変容の譜面チェックを順にしなければならないが、今まで密度の濃い発表の連続でついつい後まわしになってしまっている。もう今年は発表がないから少しずつ取り掛かろうと思う。






 福島諭さんからお電話。「contempt for soprano saxophone and computer」の譜面ならびに、音源について。サックスとコンピュータの為の室内楽シリーズの濱地サイドの作品。福島サイドは「Amorphous ring I」「Amorphous ring II」がある。

そのほかに色々話す。まるで近所に居るような錯覚をおこすが、彼は新潟、自分は和歌山である。

坂口安吾(新潟)が佐藤春夫(和歌山)の作品について書いていた文章だったと記憶するが、新潟と和歌山でかたや雪深い原風景をもち、かたや温暖な気候の原風景をもつ、一見相反するような環境で育った作家のシンパシーを深く感じるというような文章を読み、その時は「そんなものなのかな、、、」と思ったのだが、実際、ほんまやな、、、と思う。

映画をまた借りる。24、アウトレイジは観終える。イタリア映画、フランス映画、リンチ監督のものなど。今家には合計11作品。毎日貪るように観るのだが、これに疲れるとまた小説を買い込んで順に読むを繰り返すのだ。それにしてもレンタル屋さんでかかっているPOPS、あんなにしっかりとした音量でかけなくても良いのではないかと思ってしまう。頭が痛くなって気分が悪くなるのだ。まあCDなんかも売っていて商売だから仕方ないのだろうが、耳障りでとても嫌な気分になる。自分の問題だからさっさと商品を選んで逃げるように帰る。出来れば行かなければ良いのだが、田舎なので決まった店舗しか利用できない。選択肢が無いのだ。


今日も録音を少しする。アルトサックスで。





青山真治監督「サッド・ヴァケイション」を観る。石田えりさんの存在感がはんぱではない。畏怖すら感じ、見入ってしまう。青山監督の中上健次へのオマージュも含まれているのだろう。主人公の名も健次。血の物語。