hamaji junichi

composer saxophonist

今年の前半は譜面や音源の発表を中心に精力と時間をかけたい。時間、、、をかける。かけざるを得ない。そういった作品こそが自分にとって光をもたらすのだと信じて疑わない。演奏行為ひとつにしても時間をどれだけ情熱をかけて積み上げたか、そして、その時間をかけるに値する高度なものを見つけ、思索した後、発表出来るかが問題であるような気が、年を経る毎に強まってゆくのは必然だと感じて風景を見ている。

楽家の内部では、音楽における情報処理能力は日々の努力によって速度を増す。その速度を増し「続ける」能力が見る世界と素人(恐るべき幅のある)が見る世界は乖離の幅を拡げるがその乖離が無理解を引き起こしたとしても、その無理解を理由に敗北を決め付けるのは常に「素人」の側だ。