hamaji junichi

composer saxophonist

例えば、生きるのに飽きた、、、と本気で思っている男がいて、その男が見ている世界とはどんなものだろう、、、と考える。当然のことながら、世界は「生きる」または「生き続ける」という大前提があって、それに根ざしたシステムなり論理なりで動いていて、それは様々な幅があってもその1点だけは揺るぎ無いものとして実は全ての事象に君臨しているものだ。これほど大袈裟に書かなくても、これは当たり前のことだ。

文学においては死者の目をもった(と言われる)作家なり作品があって、とは言え、それはやはり良く耳にする「死を思うことは生を思うことである」という範囲のなかにあり、、、

書くのが嫌になったのでやめる。







カポーティを読み、他にも様々な本を同時に数冊読みながら、文学や詩にはそれぞれ固有の「美」があり、それぞれに、「それ」つまり、文学であったり、詩であったりという「かたち」でなくては表出出来ない領域というものがあると感じる。それは絶対的で、他にかわりようのないものだ。

例えば、昔の有名な詩人や作家が今現在に生きていたら、ポップ・スターやロックスターになっていたかも、、、みたいな軽薄な想像は根本から誤謬の最たるもので、もともとまったく異なる出自のものだ。ある詩人がポップスなどの詩は「詩」として自立していない。と表白されていたが、まったく同意である。

とか、、、ふと、考えた。というか、潜在的に思い続けている。