hamaji junichi

composer saxophonist

ドストエフスキー著「カラマーゾフの兄弟」上巻、今は3分の2あたりまで。以降の他作家の小説の登場人物の成り立ちの引用にも使われるほど際立った人々がそこに居る。面白い。埴谷雄高が「死霊」を語るときに度々登場する作品だったこともあって、逆に読むのを躊躇していたのだけれどもっと早く読んでれば良かったな。
まあ、本当にごくごく希だけれど「もっと早く読んでれば、、、」とか「もっと早く聴いてれば」とか思う作品に出会うと先入観というものは恐ろしいな、、、とも思うがあながちその先入観も外れまくるかというとまったくそうではなく、ほぼ当たるので(傲慢かな)ここのところはもう、ほとんど神のいたずらを待つより仕方ないような気もするけれど出会いというのは人との出会いはもっと何か運命的な時間空間の邂逅とかあるけれど作品というのはずっと待っててくれるという、なんだかちょっとロマンチックな感じもするが、そんな存在でもありますね。人は、、、待ってちゃくれませんもの。


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明日は映像作家の前田真二郎さんと、砂山典子さん(作品「むせかえる世界」や、dumb type、etc...)に会ってきます。正月を迎えて家族以外で初めてお会いする人。