hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2012・3月7−8−9小節目

昨日、福島諭さんより、「変容の対象」2012・3月7−8小節目を受け取る。

http://mimiz.org/index.php?ID=768

(いつも福島さんの撮る写真を見るのが楽しみだ)



今、8−9小節目を送った。



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数日前「カラマーゾフの兄弟」をようやく読み終わった。下巻に入って読む速度が極端に遅くなり、今までかかった。上巻の「大審問官」がすべてと言えるのでは、、、と思ったりするが巻末の最期の解説を読むとドストエフスキーはこの続編を想定していたと書かれていて(それは本文最初にも宣言されている)「そうだろうな、、、そりゃそうでしょうよ、、、納得」と思った。小林秀雄は「そうであってもこれ一編で完成されている」と書いているそうだが、僕はそうは思わなかった。下巻の退屈さは最期の章で救われたが上巻、中巻の見事さには遠く及ばない、、、、と何様かと思いながら、でもほんとうなのだから、仕方がない。続編に思いを馳せた。それはとても強かったので、そういう意味でも名作には違いない。必読。


で、今は小川洋子作品「密やかな結晶」を読んでいる。staticに埋没したい。