hamaji junichi

composer saxophonist

ささやかな終止

昨日は夜、そうですね、午前0時前あたりまでこ一時間、山間にある河原に寝転んで星空を見ました。誘われたからなんですが決して自分ではそんなことをする気に、、、というかそういう発想すら自身の内部にはありませんからささやかな(これ自分にとっては重要なのです)良い思い出になりました。幼い頃はこういった経験は大人の人に連れられて経験しましたが、今度自分が大人、しかももう死に片足つっこんでいる頃に見る星空はまるで音楽のfineをむかえる気配、もしくはfineの後の音が減衰して消えてもまだその余韻がずっと続いているようなそんな心象をつれてきました。終止のまま留まっているというか、、、終止の予感というか、、、

寝転がって見ると数多の星の光がうつる空との距離感のあいまいさ、はかり難さが一層際立つようでした。星はこうして見るものなのかもしれないな、、、とも思いました。夏も、秋も、冬も春も、その季節に某かの楽しみを人々は持っているようですが自分にはそんなことなどもう随分前から意識になく、夏の星空を眺めるようなことはもう忘れてしまっていました。

ささやかな終止。そんな夜でした。