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ベートーヴェン「創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO80」をリピート。延々流れる主題の変容。ピアニストはカシオーリ。リゲティの次はペンデレツキと思っていたがこの曲がどうにも刺さって仕方が無いようで毎日聴いている。ベートーヴェンで最も刺さるのはそれはなんと言っても弦楽四重奏「大フーガ」であるけれどこの作品もそれに肩を並べる。カシオーリのこのCDにはベートーヴェンの他、シェーンベルク、ウェーベルン、リゲティ、ブーレーズの作品が並んでいて、どれも垂涎の演奏。このCDは作曲家・福島諭さんに教えてもらって手に入れたもので、福島さんはカシオーリのコンサートにも行かれてその時のあるシーンの話をしてくれた。ドビュッシーを弾いている時カシオーリは中空を視、まるでその虚空に浮かぶ倍音、あるいは音の干渉、あるいは音そのもの、、、の煌めきを見ているようだったと。
で、ここに紹介しようと検索かけたらドビュッシーの作品集がリリースされている。今まで知らなかった。大失態。皆様も是非。
- アーティスト: カシオーリ(ジャンルカ),ドビュッシー
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/08/22
- メディア: CD
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