「変容の対象」２０１２・１１月第６−７小節目

昨日福島諭さんに「変容の対象」２０１２・１１月第６−７小節目を送る。

福島さんは今日発表。今頃はリハも終わり、発表の前のあのなんとも言えぬ精神の状態と対峙しているのであろう。

会場は、美術家の吉原悠博さんに連れて行ってもらったところにあるらしい。「変容の対象」２０１１年度版の初演を見届けるため１０月に新潟に行った際、吉原さんの作品「シビタ」を拝見した場所。

＊＊

音楽は誰の為に在るか、、、私観では、少なくとも「個」（対象に対して限定的であるか、無いかは問題ではない）にのみに向けられたものではなかろう。これは確信を持って言える。とすると、「誰の為に」という問いはその出発点から誤謬を孕んでいることになる。勿論「個」に向けられ、ただその為にのみ在るような音楽も在る。それらが一般的に「音楽」と呼ばれていることも知っている。あれらを私は音楽とは呼ばない。態度として。

＊＊

新潟の暗い空を思い返し、今日福島さんによって紡がれる音楽に。