hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2013・1月fine

1月31日。2日ほど三重に行っていたので帰ってから福島諭さんのメールを受け取る。「変容の対象」2013・1月fineとなった。今月は私からの動機の提示。

http://www.mimiz.org/index.php?ID=916

**

今月から2月。もう2月である。新潟では福島さんの新作「cell walls」の初演がある。

**

今日は「分断する旋律の向こうにうかぶオフィーリアの肖像。その死に顔」(hommage bach)の録音をしようと思う。

**

罪と罰」を読み進める。ラスコリニコフがソーニャに新約聖書のラザロの復活の章を読ませるくだりの恐るべき緊張感。また、ソーニャの足に接吻する場面は心に深く触れる何かを感じた。

**

熊野の奥深く、車を止め、崖下に流れる川面を見ながら自身の存在が霧のように雲散霧消する光景を一瞬夢想した。風や反射する光、木々から発せられる濃密な気配、これら全てが生命であり自身が自身の「かたち」を留めておくことなど、、、と思ったりもした。それらはあまりに「そのまま」で美しく、自身はあまりに、、、ということなのだろう。


**

memo
ユリー・シュルヴィッツ「よあけ」