hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2013・4月第1小節目

どうやったらこんなに疲れるのかと思われるほど疲弊している。休息が必要なのだろうと思うが、どういった休息が良いのかもわからん。そもそも生きるということは休息など赦さず、言葉としてだけあり、皆が思っているそれは本当の休息というものではないのかもしれない。とわかったようなわからないようなことを、こうやって言葉を労している時は適当に行き当たりばったりで書けるが、こういうこともつまりは「ほんとう」ではないのだろう。

今月の変容の動機がまだ書けないでいる。疲れていて焦点が結ばないのか、いくら五線譜を前にしてもすぐに意識が別の方に向く。

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作曲家・福島諭さんから先の福島諭作曲作品「BUNDLE IMPACTOR」の初演時のリマスター音源が届いた。ヘッドフォンで聴くそれは随分リッチな音響にマスタリングされていて、演奏時に聴いた感触に近い。アートスクエアの会場の音響は凄く良くて、あの時鳴っていた音を直接聴く感じ、それは自身が吹いている時に「聴いた」あの感触に近いと言って良い。この音源はいつか作品化される予定であるそうだ。奏者として演奏できて光栄だったと改めて感じた。

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その後、「変容の対象」2013・4月第1小節目を書く。結局空白の五線譜をなんぼ睨んでも駄目なので久しぶりにサックスを吹いて譜面を書いた。今月の冒頭文は「怒りの園」

日付が変わった頃、福島諭さんに送る。午前1時前。