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4月。ペンデレツキの自作指揮の1枚目(2枚組)を聴く。再発されたEMIのもの。「広島の犠牲者の追悼のための哀歌」「ヤコブの夢」「アナクラシス」「フォノグラミ」「交響曲第1番」など。
私は「交響曲第3番」が刺さりまくって仕方がない者であるけれど、この「交響曲第1番」も素晴らしい。さらに収録されている全ての作品の音の輪郭のクリアさに驚きながら、ヘッドフォンで大音量で聴くのである。
鉄板の名盤。強力。
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4月1日であるので、「変容の対象」を書こうと思い、その冒頭文だけ書いた。「怒りの園」
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随分気になっているテナーがある。ヴィンテージは疲れるので、新しい楽器が良いと思い、いろいろ探すような探さないようなことをしていると目にとまった。う〜んなんとかしたい。ほぼほぼ無理だがね。
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未だ空気は冷たく炬燵に入り変容を考えていたりしていると知らぬ間に「夜中を創って」いた。まあ、寝てたんだよ。「夜中を創る」という言葉は僕の親戚のおっちゃんが言っていた言葉で、ちいさい子供が半目をあけて寝ているのを見て「夜中つくっとるわ」と笑いながら言っていたのをもう何十年も前のことだけれど憶えていて、今もたまにここに書いたりする。
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帰り道に桜が満開で咲いていた。「桜の森の満開の下」安吾を思い出した。また、桜の森とは、、、なんとも妖し気な森であろうな、、、桜の森など見た事はない。森になるほどの密生した桜の園というと吉野にあるのだろうか。夜桜。骸を抱いて咲き乱れる桜の花。