hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2014・4月第18−19−20小節目

福島諭さんより《変容の対象》2014・4月第18−19小節目を受け取る。


19−20小節目を書き、送る。


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昼間はストラヴィンスキーのプルチネルラ(suite)に聴きほれて、さらにもう随分前に福島さんからもらったmorton feldmanのピアノ作品「for Bunita Marcus」(これは相当聴いている超愛聴盤。他にもfeldmanで良いのもってないだろうか。今度聞いてみよう)をかけながらヘッセの「青春は美わし」を読んで、そこに収録されている『ラテン語学校生』の方に表題作より惹かれ、今同時に読んでいるのは、伊藤計劃The Indifference Engine」という、、、まったく趣きの違う作品で、かたや青春、かたやポスト・サイバーパンクからの「ゼロ年代」とよばれる、、、主にその内容は近未来の戦場もので、「虐殺器官」の雛形などが収められている、、、氏の「ハーモニー」は鉄板の名作であるから今度再読もしたいが、、、戦場ものといえば桜坂洋All You Need Is Kill」を、、、前述の2冊はもう読んでしまったので、、、次に読む、、、そうそう、この作品を何故手に取ったかというと、ハリウッドで、トム・クルーズ主演で映画化されたようなので買った、、、ヘッセの青春、、、めざめの恋、、、は美しい。なにせヘッセだ。かたや、、、内蔵が飛び散り、眉間から貫通した弾丸が後頭部に花を咲かせる、、、ような読書体験は同じ1日に別の層を形成し、「面白いものだな、、、」となんとなく思ったりするが、生きることに「飽きる」ようには人はできてないとはいえ、あまりにも手応えのない日々というものも考えものだと思いながら、見てくれの良いテナーサックスがネットで売りにだされていたなら、「ああ、欲しい」と刹那的に思ってしまう。