《変容の対象》２０１４・４月第２０−２１−２２小節目

福島諭さんより《変容の対象》２０１４・４月第２０−２１小節目を受け取る。

２１−２２小節目を送る。

＊＊

２１−２２小節目を書いた後、福島さんに送る前に、ナスターシャ・キンスキーの若い頃の映画を観た。猛烈というか、夢のようというか、あまりの美しさに驚く。今、あんな美しい人は居ない。実際、観始めて嫌になってすぐにやめる映画（ネット配信のものの場合）が多いのだが、エンニオ・モリコーネが音楽をやっていて、それもあって見続けた。ひどく前の映画で、画質もあらいが、その美は突き抜けていて信じられない類いの何かを留めていた。

＊＊

地元でもあまり行かない場所というのはあるもので、家のすぐ近くであるのに入ったことのない路地のなかに割烹や、小料理屋さんがならんでい、そのうちの一軒に食べに行ったのだがあいにくお休みだった。そういった目的がないと絶対に立ち入らない場所がこんなすぐ近くにあるのは、なんとなく不思議に思い、奇妙に新鮮でもあり、時空がほんの少し歪むというか、未見、未出の領域に触れると奇妙な心象になるものだなと思った。