hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2015・8月第7−8−9小節目

《変容の対象》2015・8月第7−8小節目を福島諭さんより受け取る。


夜ソファーの上で寝てにわかに降り出した集中豪雨の音で起きて変容を確認。昨日の日記を反射的に消す。なんとなく。福島さんのモンクを聴く様子、内省のなかの動き、あるいは音を捉える思考の動きをここ最近の記述で読んで自分もモンクを聴いてみたと書いたのだった。こういうことがないとjazzのアルバムを聴く機会はめっきりなくなったけれどカーネギーホールブルーノートThelonious Monk quartet with John Coltrane at Carnegie hall のことを書いていたら明け方聴いたみたいで、自分もジョニーグリフィン参加のやつとか聴いた。jazz manのジャケット写真とか見てたら当時の眼鏡が妙にかっこ良い。煙草をくわえグリフィンも眼鏡をかけて写っているし、あの有名なエヴァンスの眼鏡などもウェリントン形眼鏡の全盛時代が伺われる。バイカーシェード形の眼鏡も好きだ。なんとなくビート二クを想起させる。福島さんはウェリントンが絶妙に似合うので、昔新宿のゴールデン街で前田真二郎さんと3人で飲んだとき激しくお薦めしたのだが、後に奥さんのOKが出なかったと笑っていた。話をもどすとモンクの曲では「ミステリオーソ」を聴くとオーネットのクローネンバーグ監督の映画サントラ「naked lunch」収録の「ミステリオーソ」を否応無く想起してしまう。ミステリオーソは言うまでもなく12小節のブルース進行の曲だがその進行のなかでオーネットがどう吹いているのか聴いたものだった。アルバム発売当時。映画はバロウズの何を書いているのかまったくわからない原作を映画化しているわけではなく、バロウズの実人生のカットアップもなされている。そういう狙いなのかはさておき、原作どおりに映像化など出来ないだろうとは素人ながら思う。モンクはある日突然シーンから姿を消した。


8−9小節目を書き送る。2:44分。