hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2015・9月fine

福島諭さんから《変容の対象》8小節目を受け取る。fine


月末を待たずにfineを迎えたのは久しぶりかもしれない。(確認はしていない。気分的に)


10月の動機は自分から。そういえば冒頭文は今月なかった。来月は多分書くだろう。


**

10月は録音を始める。ギターで。


サクソフォンの録音も何かやるのか、やらないのか。


今年は映像作家の前田真二郎さんとの録音が強く残っている。あのテンションはそうそう起こるものではないからその残像、印象の残響みたいなものが10月の録音でも、自身の内部に某かの干渉を起こしてくれることを期待してもいる。固有時との対話(勿論吉本隆明の詩の引用だ)というようなものが音楽の、演奏行為のなかには絶えず静謐ななかで起こっているがそれを意識する、意識する事も無く意識するということではなく、はっきりと意識することが可能である音楽であるか、というようなことが譜面への視界と、反照する内部の視界のパラレルな時間進行のなかでそれを証明する瞬間があれば、、、と思うのだが。9月の前田さんとの録音でひとつ思い出した。自分の演奏の、攻撃性とか、暴力性の発露(別にイキリ込んで演奏するという意味ではないですよ。そんなにイキったら演奏など出来ないのは周知の事実。制御されたものです。)についてだが、そういう領域はやはり自分のcoreであるようだと改めて再認識したのだ。