hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2016・8月第1−2小節目

福島さんにお昼、今書いている変容の対象について確認のメールを送る。すぐに返事があり、解決。明日は家にいるとあったので今日あたりそろそろ送っておかないと、、、と思い夜書き進めた。動機の導入は自分がいかにも書きそうなものでうんざりするが、2小節目まで無理やり書き進めたらどうにか形にはなった。同じこと、、、生理的に、あるいは反射的に嫌悪を覚えるが、、、


福島さんが少し前に吉本隆明の本をメールで書いていて2冊ほどオススメしておいた本「共同幻想論」「マチウ書試論」を再読しようとベッドの下に追加していたので「マチウ書試論」を少しめくった。冒頭の「恋唄」。吉本隆明の詩は絶望的に孤独な形象を付帯してその全てが圧倒的であるけれどこれもそうで、ニヒリストの独白が終止の一節である種官能的ですらある悲哀を濃く匂わせる。思い出した。昔、東京で吉本隆明の詩集を貸した女の子(当時二十歳すぎだったろうか)が結局その詩集を気に入って結局返してくれなかったことを。


サルトルの「嘔吐」しかり、今読んでいるケルアック「路上」しかり本の中にルイ・フェルディナン・セリーヌの引用が登場する。こうなるとセリーヌもう一回読めということなんだろうか、、、と思い始める。「またの日の夢物語」「なしくずしの死」「ギニョルズバンドI 」「ギニョルズバンドII」「死体派」あたりは本棚にある。


オーネット・コールマンパット・メセニーの「songX」を中古で買う。25周年記念盤のボーナストラック新曲数曲入りのやつは結局探す気が失せてオリジナル盤を買った。この1枚もある時ほぼすべてのCDを処分した時に売ってしまったものだ。
1度、大音量で聴き、もうええ。となった。名盤ですよ。でも。


毎日のルーチン。風呂で頭を真ん中だけ残して剃り上げる。ウルトラマンセブン。ラストモヒカン。タクシードライバーソニーロリンズ。練習。今日は途中で寝る。音列を考えながら目を閉じた隙に。ベッドに座って吹いているからこういうことが起こる。


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