hamaji junichi

composer saxophonist

久しく溜め込んでいたCDなどを処分することに。ほとんど夢魔のごとくCDを買い続けるものだからまったく聴いていないものがあふれていた。作品を聴くというのは、その麻薬性というか、なんなら義務感のようなものがあって、買い続ける。
 東京の友人に買い取りの相場などきいて、ここ最近は全てデータで音楽を聴くのが主流でCDの買取の相場も以前とは比べ物にならないほど下がっているらしいことを聞く。
 ということは、行き着く果ては、、、全て無償で流通される世界とか、、、
書きながらしんどなってきたのでやめる。




バッハを吹く。一通り吹き終えて、ちょっとサックスによる特殊奏法などをやってみる。循環呼吸と、マルチフォニックスのドローン。C音を起点として、ロングトーン、その音を維持しながら音を重ねていく。出力されている音は上は近似値でA、下はE音が同時になり、(下から)E/C/Aが持続音を形成する。ヴァリエーションを含め、それを延々。楽音を吹くことと、こういった特殊奏法は等価か、、、と考えてみる。表現の上では等価だが、困難さは比ではない。楽音の方がより高度な訓練を要する。