hamaji junichi

composer saxophonist

composition,impression IIIを少し書く。今日からの旋律は「変容の対象」の今月とは違ったものになる。同じ動機(動機というには長いが)から派生する2つの作品。

 




 昨日は所用で(自分にとってはとても大事な用だ)南紀白浜の名店「九十九」さんへ。ミルク&ビア・ホールと銘打たれたバーでもあり、美味なダイニングの様相も併せ持つ多層的で洗練されたお店。いつもお客さんでいっぱいで、昨日も激しい雨が降るなか、席はいっぱいであった。
 コーヒーを1杯たのみ、用件を伝え帰った。オーナーが(オーナーとわざわざ書いているが、そんなよそよそしい関係ではない)喜んでくれて嬉しい。昨日はもともと長居をするつもりはなかったが、その短い時間でさえ、豊かな時間に思われた。
 新しいスタッフの方の笑顔がとても美しく(勿論私に向けられたものではない。他のお客さんの接客の時だ)、その所作も控え目だが誠実で、一生懸命さが伝わってきてほんの一瞬見惚れてしまうほどだった。オーナーの手腕である。これは人を見る審美眼とも言える。鋭い。

 帰りには奥様がわざわざお礼を言ってくれて恐縮してしまう。奥様も洗練された美しい方である。

 
 帰りながら、「音楽のような人たちだな、、、」と思った。