hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2010・9月1小節目

福島諭さんに「変容の対象」2010・9月1小節目を送る。
今月の動機は私から。
先月福島さんの動機はE-durで調性を指定したものだった。変容では初めてのことだったので、自分も指定して、、、と当初考えていたのだったがある視点を得、そちらを採用することにした。
音の組織における関心はこうして一瞬で決まる時があって、特に「変容の対象」という共同作曲作品は毎月おこなわれ、ほぼ毎日それに意識が行く為過去におこなった組織のシステムや、fineされた作品を参照し、頭の片隅を掠め、それが何某かの新たな動機や、組織を誘発するものがあるかを自問しながら、構築された変容内部のある「物語性」の文脈上に「波紋」をおこすことが採用のひとつの決定のたすけになるようだ。
採用の判断の分水嶺をこえられるかどうかは書いてみないとわからないが、その萌芽は多分その日々、月々に積み上がったものからも影響を受けていると思う。で、ある瞬間何某かの視点が自身の内部にフォーカスされる。それを具現化する準備が出来ているか、問われているようにも思う。