ある「概念」

ジョゼ サラマーゴ 「白の闇」が原作の映画、「blindness」を観る。監督は「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂」の監督フェルナンド・メイレレス。
映画も良かったが、原作がどうしても読みたくなる作品だった。
やはり映画は監督のものなのだな、、、といつも思う。
俳優も勿論大切な役割を担うけれど、作品は全て監督のものだ。

音楽も作曲家のもの。

ファッションもモデルがクローズアップされるが、デザイナーのものだ。

政治を語るとき、「大衆はそんなにバカじゃない」ということを言う人がいるが、そんなにバカではなくても、そんなに優れてもいない。大衆という「概念」はたかだかそういうレヴェルだ。