hamaji junichi

composer saxophonist

村上春樹のインタビュー本を読んでいて、カフカの挿話があった。
カフカが恋人と歩いていると公園で(知り合いの?)女の子が人形を無くして泣いている。それでカフカはその女の子に人形からだと言って手紙を書いてあげ、その女の子にわたす。という話だ。人形は旅行に行っていて、その旅先での話を手紙に書いている。それを何日も続け、最後に旅先で出会った人形の男の子と結婚しますという手紙の内容で終わる。女の子はそれを見て人形の喪失から抜け出す。といった話で、凄い話だと思った。カフカ、男前。