hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2014・6月第1小節目

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《変容の対象》2014・6月第1小節目。福島諭さんからそれが送られてきたのは12日が終わる頃だった。今年は動機の提示、つまり第1小節目の提示がお互い10日あたりまでずれこむというか、例年はもう少し早めに例えば月の初めから4、5日目あたりに提示されることが多い。(確認したわけではないのだが、感覚としてはそれぐらいの日にちだと思う)
理由はあるのだろうが、まあ、そこはあまり気にならない。当然第1の動機の提示は最も困難な作業のひとつだ。時間がかかって当然であるし、なにせ、変容〜はもう6年目だ。第1動機の提示はますます難しくなってくる。

送られてきた動機をまえに昨日は偏頭痛で書けず、日をおいて先ほどある一定の提示を考えついたところだ。福島さんの組織は内省的で、スタティックななかに微かな明るさをもっていて、それは自分の内部にはない類いの響きであり、それと冒頭文のアダージョとの指示にどう折り合いをつけるか、、、単なる旋律を当てはめるのは違うとは決めたものの、どういうことが可能か暫く煩悶していた。もしかして、こたえは見つからないのではないか、、、稀にそう思うことは変容〜をやっていくうえであって、続いているのだからそれは回避されてきたのだけれど、なにか、嫌な切迫感も予感されて、明け方頭を悩ませていた。


今想定しているのは、福島さんの組織が背後で冒頭文の「反射光」を透して表出している。というイメージ。サクソフォンは前景をロングトーンで組織する。

ひとまず1小節目は書いた。もう少し焦点を絞って2小節目にかかりたいと思う。