hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2014・9月第1−2小節目

《変容の対象》2014・9月第1−2小節目を福島諭さんから受け取る。



http://mimiz.org/index.php?ID=1140



2−3小節目を書き送る。


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ブラックホークダウン」は数回見ていた。でも見ていないかもしれないと借りて、見たらやっぱり見ていたという、しかも数回は見ているはずのものを、見ていないかも、、、という感じかたは「時間」というものの内包する性質でもあるが、今読みかえしているJ.G.バラードの「時の声」という短編集には「音響清掃」という物語が収められてあり、音のカスを音響真空掃除機で掃除するマンゴンという唖の青年とマダム・ジョコンダ(落ちぶれたオペラ歌手)という二人を軸にして展開される。音響のカスは壁やそこら中に残存していて、マンゴンのような特殊な才能をもったものがそれらを掃除してまわる世界なのだが、その世界では音楽は超音波で処理され、実際には可聴されない交響曲などが人々に愛聴されているとして描かれている。その世界感はある種の面白さはあるがそれは小説の中の事実として機能している場合においてその音楽は在り、(実際可聴不可能な音響を一部使う音楽も今はありますね)、、、ああ、まためんどくさくなってきた。それでそこに使われている言葉が今でも新鮮にうつるということを書きたかったのだ。neurophonics(神経音響装置)とか、それだけで音楽の題名になるようだな、、、と思う。こういうのはウィリアム・ギブスンのneuromancerとも通じるし、neuro+phonics neuro+romance phonicsといえばsaxophoneのmultiphonicsという言葉もあるし、そういうイメージの連鎖や結節で、あらたなイメージが造形され作品になるなんてことも文学はあからさまに表してあってそういうところに脳の反応が言葉として概念が見えるという意味で、、、、、、


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今日はなかなかのクソみたいな日で、最近こういう日が増えるな〜。年々増える。増えるよ。歳をとるというのはこういうことでもあるのだろう。そりゃあきらめがつくわけだ。


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ブラックラグーンをまた見始めているが、最高です。レヴィがなんとも言えん。