hamaji junichi

composer saxophonist

過去の作品の再録などの準備をしなければならない。やれる時にやっておかないと結局流れてしまう。最近思ったことはこうだ。町を車で走らせていると自分と同じ歳の女の人を見かけた。もう正真正銘のおばはんである。言葉は悪いがその人が老いて醜いとかそういうのではなく、歳相応ということが恐ろしくなった。自分の内部では単に大人としての自分は認識してしているけれど、相対的にそういう有様を見ると感じることはすこしばかり悲痛でもあった。黄昏、哀愁、倦怠などという生やさしいものではなく、やばいものを見たという感じで目を背けてしまったわけだが時間に自覚的ではない男という性故かと、これは呆然としてしまう。