new era
三輪眞弘さんの「新しい時代」CDを聴いた。
岐阜のサラマンカホールでの記憶も新しい。
クレジットなど何も書かれていない。それは作品の性質上そういうことなのだろう。
日本語の歌曲ではじめて素晴らしいと思った作品で、「日本語でもこういうものが書けるのだな、、、」とホールで驚いたのだった。
独唱曲「新しい時代」
独奏曲「訪れよ、わが友よ」
ソプラノのさかいれいしうさんはミューズ、あるいはミューズに愛されたイコンだとまた改めて思った。
合唱曲「新しい時代」は圧巻の作品。畏怖すら感じた。
架空の宗教団体による架空の信徒の音楽作品。救いのなさは僕には感じられず、逆に救済の光めいたものをヴィジュアライズされたようで、まさしくその光のなかにあった。その音楽の内部で。