hamaji junichi

composer saxophonist

変容の対象2011年3月9-10小節目-shimaf「permutation of time」 

「変容の対象」2011年3月9-10小節目を福島諭さんに送る。

ベートーヴェンピアノソナタ31番のフーガを大音量で浴びるように聴く。そうやってようやく奮い立つ生活という時間。極めて私的な感触かもしれないが、信ずるにたる事象はそう多く用意されているものではない。





福島諭作品

shimaf「permutation of time」を大音量で聴く。

トラック1「KASANE」の重厚なドローン作用が運動を持続する。その「時間」の延長線上に聴こえる短調の和声が不意におとずれる時の美しさ。

トラック2「即興1」と題されたイノセントな音韻と音響は福島氏の「固有の時間」と他の作品にも低通する美意識を感じさせる。

トラック3の「変容の対象2009年解説版(2010)」と題されたトラックでは私の声と福島さんの声が幾重にも交錯し、重ねられそこに「意味性」を奪われた音響としてのダイアローグにある機能を感じる。

トラック4の「242−軌道と干渉ー」と題された挑発的な作品ではある「静謐な時間」を感じる。

こちらで。
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