hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2020年2月第9−10小節目を福島諭さんに送る。

 

もう少し書くこともできたが週末の名古屋もあり、互いにその地に赴くからこのままで、、、と送る。

 

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今日の昼間、ふと僕らからの世代の現代音楽の作曲家の中にはエレキギターに最初から馴染んでいたり、手にしていたり、あるいは日常の一部であったり、憧れを幼少期に持っていたり、それらの経験した音楽的衝動の最初期、その萌芽期にあったその楽器を現代曲に、、、というごく自然な流れ、、、があるように思うけれど、つと聞かない。いや、あるはずだ。恐ろしく権威的な世界ではあれ、そう言った権威に跪くと言った行為は基本的にあるはずはない。それは良心と単純に、素朴に、簡潔に過ぎるような言葉ではあるけれど、その衝動、選択は良心以外の何物でもなく、そこに従順でなければ何を言っても、、、と。 果たして、その楽譜にはギターは例えばギブソンの〜〜を使い、ピックアップはダンカン〜〜、あるいはフェンダーストラト、ピックアップはレースセンサーで、、、などの指示が当然のように書かれている、、、

 

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今まさに、ここ数年で作曲されている現代曲を、それを盛んに取り上げている素晴らしい演奏家を通して知ることができる。それらを日常的に聴いて、、、

 

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ウィリアム・ギブスンの「カウント・ゼロ」を読み始める。何十年ぶりかで開く。「パターン・リコグニション」は終盤である。両方の作品に出てくるジョゼフ・コーネル。あの魅力的な匣の世界の創造主。ああいう生き方(実際の生活の方だ)も、、、と信号待ちの交差点で考えたりもした。