hamaji junichi

composer saxophonist

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,上京物語

昨日、夕刻南紀に帰る。この喪失感はなんぞや?と思うことなく思っている。
20日は東京に到着し、すぐcommune disc鈴木康文さんに電話。新宿のとあるスタジオに入りレコーディング。2回目となる。その後三平に行き音源を少しずつお互いエディットやらオーバーダブなどの処理をしつつかたちに、、、とか、他様々な興味深い話を。その後新宿タワー、ロス・アプソンに行く。鈴木さん、ありがとうございました。

ギタリスト、牧野琢磨さん宅に2日ほど泊めていただく。ご本人はもちろんのこと、奥様にもすごく良くしていただき恐縮と感謝の思いで胸がはりさけそうになる。大袈裟でなく、ほんとにそう思う。食卓での様々な会話と、お二人の声の肌触り、たゆたう時間の至福を思い返す。牧野さん、奥様、ありがとうございました。

22日、福島諭さんhttp://mimiz.org/index.phpと連絡をとり、高円寺の駅にて待ち合わせ。自分は福島さんを一方的にライブで拝見して、その容姿を知っているが福島さんは自分を知らないので少し不安になるが、それは杞憂であった。すぐにお互いを確認し、合流、握手。福島さんとは譜面のやりとりなどで、事あるごとにメールや電話で連絡を取り合っていたのですんなりと打ち解ける。不思議だ。あまりこういう感覚はない。ひとみしりが激しく、とまどうことが多いのだ。その足で「円盤」さんに向かい、リハとなる。「nodal point/modal point」という共作のサックスとコンピューターのための作曲作品を初めて演奏するのだが、初めて会い、音を出すのもお互い初めてでしかも作曲作品というハードルてんこもりの状況を打開すべく(そんな大袈裟でもないですが、じつは、、、)二人でまず、音譜の譜面と、コンピューターの譜面を見ながら構成と、演奏の注意、間に挟む「静寂」と1〜6,3’のセクションの機能などを口頭で確認しながら整理する。で、リハ。各セクションの一部を時系列に少しづつすすめる。譜面が初めて音に立ち上がる光景を二人で確認しあう。

リハを終え、開場まで喫茶店で話し込む。様々な意見交換をし、福島さんのヴィジョンなりを知る良い時間になった。符号の一致のごとく、考えも非常に共感する場面が多い。

で、「nodal point/modal point」初演。演奏の詳細はここでは詳らかには出来ませんが、引き続き継続していきます。version .1(二人の会話で更新を繰り返すことが想定されます)としては検証や課題は散見されるもののある強度は二人で確認出来ました。課題としては、これは自分の問題ですが、1曲30分〜50分サックスをほぼ吹き続けるにあたっての注意を意識しました。口の疲労によるコントロールの劣化はアンブシュアのさらなる考察が必要です。基本の音の組成を担っている自分の責任の重さを感ぜずにはいられませんでした。



無事演奏を終え、mimiZの鈴木悦久さん、奥様、asunaさん、shibataさんなどと会話。ありがたいお話でこの福島、濱地でオファーなどもいただきました。





今回の福島さんとの共作、共演が曲名のごとく、nodal point「結節点」となったことは自分にとって非常に大きいのです。

出会いに感謝しています。