hamaji junichi

composer saxophonist

音楽にとって美とは何か

吉本隆明の著書になぞって、こんなことを時々考える。音楽にとって美とは、、、どうしてもそこに音楽が必要な僕のようなものが居て、それを声高に叫ぼうが黙殺されるのは世の常として、つまり声高には叫ばない、そういった自身の悶々たる心情を吐露することにあるいは意味を見出せないという心理もはたらき、敗北者の烙印を自らに刻印するというような自虐の心理が微かにあるのもまた事実であるようだ。そういった慢性的な倦怠が自身を覆いつくし、そうして毎日が残酷に過ぎてゆくのを呆けたようにあるいは他人事のように俯瞰して生活するということが、、、

ああ、なにを書いているのだろう。

こんな時はbarberのpiano sonataを聴こう。

「ハマジさん、音楽のことなんて誰も普段考えてはいませんよ、、、」

あるひとが誠実な面持ちで、そう言ったとして、僕はどう答えるだろうか、、、