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何が良いのかまったくわからない名作中の名作と呼ばれている本。ただ、最後まで読めるというのはそういうことなのだとも思うが、私が歳をとり過ぎているのか、ことごとく「刺さらない」まま読了してしまった。驚くほど何も残っていない。
映画を1本観て、小川洋子著「薬指の標本」を読みはじめる。まだ数ページしか読んでないけれど、これは凄い。と思ってしまう。
サックスを吹く。まあ、これは日常の1風景なわけだけれど、譜面をひらいて延々そのページのみを数時間。繰り返す。繰り返す。私のこのブログにもトラックバックで「サックスが1ヶ月間でなんたらかんたら」巧くなる、、、みたいなことが貼られていた(当然削除)が、あほ言いなさんな、そんな甘い話が、である。
本でもすぐ始められるサックスとか、まあ中級、上級むけとかの教則本などがあるが、文字では得られないサクソフォンという楽器の難しさがそれは絶望的にあって、あれらの本をいくら熱心に読んでも駄目なのですな。教育を受けるべきです。まあどの楽器にもそれは言えますが。例えば、アプリで音楽が簡単にとか、、、あほぬかせと悪態をついてしまうのです。
「教育」と言えば私はとても重要だと思っていますが、日本のゆとり教育はあれは、国家を転覆する為に仕込んだんじゃないだろうか、、、まあ、冗談半分ですが、それほど重要だと思うのです「教育」というのは。あらゆる意味において。正しい一流の師から受ける教育には自由などありません。ゆとりなどもありません。教育とは強制をともなう(それが無ければまがい物です)厳しいものです。そしてその「教え」は未来永劫色あせることはないのです。簡単に手にはいるものに「教育」など存しません。
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美しいもの
諏訪敦