hamaji junichi

composer saxophonist

美術家の吉原悠博さんのお宅に作曲家の福島諭さんと映像作家の前田真二郎さんとでお伺いした際に、いただいた「ALL NIGHT LONG」と題されたライナーノートの原稿をいただいた。小島慎二さんというjazz manの方の作品の為のノートとある。そこには吉原さんが22歳の時に留学されたころのブルックリンの風景が鮮やかに書かれていて、当時の熱量が直接伝わってくる。吉原さんが語るrobert ashleyさんの名前は今僕が読んでいる本に登場し、吉原さんがアシスタントをされていたナム・ジュン・パイクさんの名前もその本にはあり、、、(映画「シャッターアイランド」のサントラでもパイクさんの作品が聴けるが、僕はそれを聴く時吉原さんの顔を反射的に思い出す)、、、

 そのライナーノートには最後にjohn coltraneの「至上の愛」と吉原さんの出会いのことが書かれていて、その場面がとても美しいのだ。

 僕たちが触れる名前が全て等価であるはずはなく、名前が単なる記号ということを超えた時のこちら側に去来する感触ということを考えたりする。

吉原さんの文章を読みながら今日はcoltraneとシャッターアイランドのサントラのパイクさんの曲を聴こうと思う。そして、いただいた吉原さんとロバート・アシュレイさんのコラボレート作品[DUST]も。