hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2016・第23−24−15小節目

福島諭さんより《変容の対象》2016・第23−24小節目が届く。


一度寝て夜中前に確認した。

福島さんはいつも合唱のコンクールなど発表の際にはその後音源を送ってくれる。いつも楽しみにしているのは、その演奏能力の高さで、lalariの隠れたファンでもあるからだが、ひとつにはその合唱は作曲家の存在を強く聴くものに喚起させるからだ。演奏というのはこうでなくてはならないと限定されうべき要素のひとつと自分は信じている。個性云々というような安易な価値に奏者を回収してしまうような、そんな物言いには辟易する。そこに提示、指し示された世界に奏者の個性みたいな影がちらつく五月蝿い演奏が良いものであるはずがない。言うまでもなく、演奏能力の高い者だけがそれを可能にする。そういうものを超越するものとして在る。


W.BYRD 《mass for three voices credo》


見事な演奏で、ため息が出た。

ある世界。光。清廉なソプラノ。干渉しあう旋律線が描く天上の光。


過去にもらった音源も順に聴いてみた。素晴らし過ぎるので嫉妬するほどだ。音楽がもたらす関係性はさぞかし、、、とも思う。


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24−25小節目を書き送る。



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映画の予告編を見ていてトマス・ピンチョンの「LAヴァイス」がしらん間に映画になっておる!まじなの?


インヒアレント・ヴァイス
http://wwws.warnerbros.co.jp/inherent-vice/