hamaji junichi

composer saxophonist

自分のなかに深く触れるモノ

今は午前2時過ぎ。3時間ばかり眠り、そうしてはっと起き出し、空気の怜悧さが徐々に降りてくる夜中に目を光らせる。ま、そんなかっこええもんでもない。

昨日は津上研太さん、渋谷毅さんの「無銭優雅」CD発売にともなうツアー最終日を聴きに行った。場所は南紀白浜の名店「九十九」さん。

津上さんは前のりで来られていたからその前日も少しお話など出来た。渋谷さんは昨日来られたようだ。

渋谷さんのほんとうにおそろしくすら感じるやわらかなピアノ。
津上さんのサックスの色彩、とびきりのクールネスとほんの少しのデカダンス

僕はもう1曲目の「A reason for tears」の1音目で「世界が変わる」のを見、渋谷さんのピアノソロで「美しかった(はずの)過去の記憶」を見、「発作の一時間前」で「自分のなかに深く触れるモノ」を見た。

会場にはピアニストの前田瑠沙もいて久しぶりに会った。彼女も「発作の一時間前」にやられたそうだ。

彼女が一生懸命話しかけているのに、津上さんは最早酔いまくって聞いてやしないところを写真にとった。(このへんは余談だ。知り合いに書いている)



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今日は津上さんと渋谷さんを白浜の観光名所にお連れし、白浜空港に九十九の古久保夫妻とお見送り。

津上さんに東京に来るときは連絡しろと手を振りながら念を押される。ありがたいことだと思う。

帰りに古久保夫妻と少し立ち話をして帰る。

山田詠美さんの「無銭優雅」を買う。









今は3時前空気がますます怜悧になってきている。