hamaji junichi

composer saxophonist

福島諭さんから電話。月食の話から少しばかり話す。

モーツァルトのレクイエムを聴く。

岐阜から帰ってきて何も手につかずに居る。ほとんど時間は空白で埋められている。

J.G.バラードの「ハイライズ」は岐阜に行く少し前から読み始めたが途中で設定に異常な違和感をおぼえ読むのを止めてしまった。また別のものを手に取る。「狂風世界」。バラードの小説は手元に15冊ぐらいあるだろうか。ほとんど読んだはずだが「ハイライズ」「女たちのやさしさ」は未読。他にも未読のものは1冊か2冊はあるはずだが読むまでわからない。たまに記憶がごっそり抜け落ちていて映画や本の、これは見たとか読んだとかまったく憶えがなく途中で「ああ、見たことある」「読んだなこれは、、、」と甦ってくるのだがその度に少し頭がおかしくなっているのではないだろうか、、、と訝るがそれも時間とともにどこかに還元される。近年は途中で読むのをやめてしまうことも多くなった。何か耐えられなくなる。それが連続すると少々不安にもなり、ためしにデリーロの「コズモポリス」なんか読むと、やっぱり文体の推進力が違う。無駄な思考が入り込めないようになっている。