hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2012・4月第1−2小節目

「変容の対象」2012・4月第1小節目を福島諭さんから受け取る。午前8時とある。

夕刻に確認し、書き始める。

当初は音の少ないものを書いていた。福島さんの動機は和声的なアプローチで、充分なスペースがあり、その和声が描く「うつろい」に添って音を配置していった。うつろいに色彩を一滴たらすような、結節点を置くようなものだった。ただ、今回の楽譜の冒頭文に「真偽とは。ときに偽りと思える音形も含ませよ」とあり、しばらく五線譜に配置された音を眺めていて、細かな音価をその結節点に書き足していった。先月は強力に冒頭の文が作用していると思いながら書いていたけれど、今月もそのようだ、、、と思いながら書いた。

また、今月から約束事のひとつに相手が書き込める音数の指定にマイナスが付加された、例えば−8と音の指定がある場合、休符を8つ使用しその小節を組織するということ。休符を8つ使えば音符の数は制約されないというもの。今までの例えば+8だと、音数は8つで休符は自由に使えたから、ちょうどその逆の発想で、ということになる。


日付が変わらないうちにと思い23時52分に1−2小節目を送った。





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午前3時40分。前田真二郎作品「日々」live上映を観る。


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小川洋子著「やさしい訴え」

チェンバロをつくる元ピアニストとその弟子の女性とカリグラファーの主人公

今は途中まで。良書。

前までドスト氏を読んでいたからか、読む速度は格段に速く、小川作品は3冊目。

もう1冊しか未読のものは無かったので3冊購入。文庫で出ているエッセイ以外はこれで全てみたいだ。

チェンバロといえばバッハ。

バッハのチェンバロ曲を今日は聴く。


ラモー「やさしい訴え」

http://www.youtube.com/watch?v=segCBE0oX9Q


ラモー、もう一発。Les Cyclopes

http://www.youtube.com/watch?v=S-JD5Kv2js0&feature=relmfu