hamaji junichi

composer saxophonist

2008-01-01から1年間の記事一覧

分散和音のエチュードを書こうと思いながら、なかなか出来ずにいる。 今やるべきもののひとつである。自分のために。 モンクのround about midnight、この畏るべき和声のつらなり。 試しに吹いてみる。分散和音で。 夜中にはバルトークのストリングス・クァ…

新曲の作曲を。 バルトークへの興味から派生して、メシアンにつながる旋律の組成。 これは是非サックスのソロのための作品にもつなげたい。 福島諭さんとのサックスとコンピューターの為の室内楽、来年の鈴木學さんと牧野さんとのトリオのためにまずは2作。…

思いつき

福島諭さんのソロ作品とみみづの作品を聴き、新潟でのある会話を思い出した。 福島さんのPCから流れるjazzを聴きながら(すこし驚いた)「これモンクですか?良いですね、、、あ、オーネット!福島さん、オーネットとか聴くんですか、、、」「結構好きなん…

さて、ショパン。 何とも言えない高貴な音楽。 心が震えるような美とは「ああ、こういう、、、」 つまりどうにも言葉にならないのです。

昨日は夜中にCDの解説文を読みながら作品を聴く。 ベルクの作品。 日本盤だとライナーの文章の中に意外にすごいことが書かれていたりして、、、 作品に使われている12音技法の音列が数種類何気なく書かれていて、これだけでも数千円の価値があります。 …

昨日はクラリネットで12通りのメジャー、ナチュラル、ハーモニック、メロディックマイナースケールを満遍なく通過するエチュードを。夜中に。 ベートーヴェンの月光のアルペジオ。ナポリの和音のところでため息。羨望の感極まる。 いただいた音源もたくさ…

結局は音をどう組織するかが問題なのだ。 来年の円盤ジャンボリーの情報が円盤さんのwebに。http://www.enban.org/

あるヒント

先日、あるひとつのスケールを可能な限り高速で様々な組み合わせで吹いてみた。 どんなに高速になろうとも、その構造が見事に揺らがないのを確認できた。 破綻の美もあろう。 錯覚の美もあろう。 しかしながら今自分が真に欲しているのは、こういった揺らが…

反転

みみづのアンソロジーを聴く。 http://bookofdays-shop.com/?pid=9749874真夜中にひとしきり静寂を浴びるような経験。 つまり静寂の意味がここでは反転しているのだ。 むろん自らの聴取がそうさせているとは故、エレクトロニクスのこの豊穣な色彩は! 実際は…

5X12

ラヴェル、ドビュッッシー、バルトーク、ペンデレツキなどのCDとスコアを少しづつ買い続けながら、次の作曲の骨子を練る。昨日、メシアンの本にある旋律の組成を書き出す。5X12の旋律。言うまでも無く、これは移調の限られた旋律ではない。もともとあ…

book of daysさんにchamber music composition series-parallel

新潟のbook of daysさんにて自分の室内楽作品集が発売されています。 簡単な(いや、そうでもない)解説も書いています。こちらで御覧下さい。 http://bookofdays-shop.com/?pid=102719001曲目のprocssing op.と2曲目のstaticsは既発ものでchamber dub ens…

トレンド

アメリカンラグシーに行き、今年の秋冬のトレンドなどを感じる。今年も去年からの傾向を引き継いで、アーミーとライダースが充実。ショットとのダブルネームのワンスターのダブルのライダースや、N3Bなどのジャケットが目を引く。秀逸だったのがラグシー…

月光

最近はベートーヴェンのピアノソナタ「月光」を繰り返し夜の静寂とともに聴いています。完璧な音の組織が3つの音から始まり第三楽章にもその音のモチーフが編まれている様を目の当たりにすると喜びが湧き出しその音の中に完全に没入することを誘うように時…

新潟 最終日

福島さんとともに早めに起床。nodal point/modal pointの録音をする。が、時間的制約の為途中で断念。コンサート・ピースであるこの曲のレコーディングはまたの機会に。今回の新潟は非常に実り多いものだった。福島さんの印象、最初に…

book of days!

福島さん、新曲のプログラムを構築中しばしお茶を飲みつつ、時間となったのでbook of daysさんへ。 オーナーの帰山さんとご挨拶。 PAをしていただく、笠原円秀さんも到着され会場のセッティング。 新曲のリハをし、模倣対位法に近いシステムがはしるのを確…

新潟 2日目 スタジオ

福島さんのご実家から新潟市内へ。スタジオに入り、レコーディング。時間的制約から当日のイベントのリハと即興の録音を。即興はこの福島諭・濱地潤一「サックスとコンピューターのための室内楽」作曲作品シリーズにとっては本筋ではないが、まったく無関係…

新潟 一日目

新潟に向かう高速バスの車中で、福島諭さんに聞くべきことは何かを考える。 様々な視点が介在するはずのその作曲技法、作曲の思想、プロセッシングについて、デヴァイスの構築から透けて見える地平とは。共作をこれから続けてゆく上で知りたいことは山ほどあ…

帰郷 地の果て至上の時 grid605

圧縮された時間を瞬く間に通り過ぎた感あり。 帰ってきました。地の果てに。今はmessiaenのle banquet celesteを聴いています。雑事に追われながら少しづつ今回の行動日誌を書き進めたいと思いますが、想起されるイメージの強い事柄があまりにも多かったのも…

出発前に9月27日東京、30日新潟、2箇所で室内楽作曲作品の発表

9/27 grid605東京,9/30 book of days新潟 両日とも室内楽の作曲作品をやります。東京は「layered music op.1 section 1.2.3.4」を牧野琢磨さんと。牧野さんの現代的なギターが炸裂します。新潟は福島さんとの共作「nodal point/modal point」の再演と新曲な…

サックスとコンピューターによる室内楽

『ネェ ネェ ハマジさん。-サックスとコン ピューターによる室内楽-』会場:BOOK OF DAYS (新潟県新潟市中央区古町通2番町669番地2ダイア パレス古町1F)日時:2008年9月30日 18:00開演 20:30終演(予定) 料金:一般1000円 学生500円 出演者:濱地潤一(sax,…

今月末、9月27日grid 605の告知、牧野琢磨さんの文章をお借りしました。以下は牧野さんの文章です。※今度は自分の演奏のお知らせです。和歌山在住のSAX奏者、濱地潤一さんとのデュオ、再演です。濱地さんが作曲した "Layerd Music" を演奏します。今まで…

今日、福島諭さんと電話。新潟の滞在予定など見えてくる。福島さんと、morton feldmanについて少し話す。 福島諭さん、今月のおおがきビエンナーレに出演されます。http://www.iamas.ac.jp/biennale08/J/index.html

grid605のための

今日から、9月のgrid605での牧野琢磨さんとの作曲作品の第3楽章の作曲をまとめる作業に。前回は2楽章までのパートを発表しました。 アイディアの骨子はもうあって、あとは組織をどう編んでいくかなのですが、音列と和声の譜を見ながら考え中です。 和歌山…

付記

今回の上京中、映画「スカイ・クロラ」を観に行った。2回目です。一回観ただけでは見落としていたディテイル部がそこかしこで散見され、物語における芳醇な土壌がさらに浮き上がり函南の最後のシーンでは琴線に触れて震えがきたのだった。上映が終わり、あ…

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,上京物語

昨日、夕刻南紀に帰る。この喪失感はなんぞや?と思うことなく思っている。 20日は東京に到着し、すぐcommune disc鈴木康文さんに電話。新宿のとあるスタジオに入りレコーディング。2回目となる。その後三平に行き音源を少しずつお互いエディットやらオー…

東京へ

明日から東京です。22日は福島諭さんとの共作、サックスとコンピューターによる室内楽的な作曲作品「nodal point/modal point」をやります。自分にとっても初めての試み。すごく楽しみです。 2008 8月22日 19:00-/Charge¥1500「日々の音楽〜塵と…

nodal point

[for sax and computer] 移調したものを急ぎCDRにおとし、郵送。実際あまり良い演奏ではないが、次回以降にきちんとしたものを。これから今月の円盤さんでの作品の旋律を訓練することに時間を費やす。こちらもサックスとコンピューターのための作品。まだ…

早速、昨日届いた譜面を録音。no.2の方は譜面の指定の調で録音。フェルマータなどの指示はうまく演奏にのせられなかった。2分音符60との指定のためクリックを聴いて録音した。本来はクリックを聴かず録音した方が良いが、初見でもあり、今回はプロトタイ…

for sax and computer:satoshi fukushima

福島諭さんhttp://mimiz.org/index.phpから2つ譜面を受け取る。 「for sax and computer:satoshi fukushima」 「for sax and computer no.2:satoshi fukushima」 サックスとコンピュータの為の作曲作品 こういったクリアな演奏の機会が自分にとってこれから…

日々の

ライブ用、、、と言ってもライブ用だけではないが、、、の新たなセクションを書く。 合計4つのセクションからなるもの。これが雛形となり福島さんに郵送、新たなセクションを福島さんにも考えていただくつもりでいる。全て譜面にそって演奏するセクションで…